先週、第1話から5話をスキップして、いきなり第6話から観てもいいのでは、と書いた。
それくらい第6話はドラマ中盤のピークであり、これまでの経緯を詳しく知らずとも見応えのある回だった。

そして、この第7話。

佐藤真弓(中谷美紀)と、佐藤秀明(玉木宏)の夫婦関係は、前回第6話の事件で、完全にぶっ壊れてしまった。
それに続く今回は、ある意味、重い話だ。

この第7話だけで「離婚」のすべてが語られている。
離婚は結婚の数倍も大変だと言うのは、よく聞く話だ。

仲がよかった、いちばんの味方だった相手が、最も憎たらしい敵になる。
パパ、ママ、と呼び合っていた仲が、佐藤さん、小野さん、と呼ぶ仲になる。

役所でタダでもらえる離婚届という、数グラムしかないペラペラの紙1枚にサインして、ハンコをつくだけで、すべてが終わる。

正確には、ハンコを押したら終わりではなくて、市役所の窓口に出すことで、本当の終わりになる。

指輪。思い出の場所。子供。一生の思い出。
ひとりでやっていくと決めたら気づく、相手が自分のためにしてくれていたいろんなこと。

紙1枚では、それらをすべて消し去ることはできない。

果たしてこの紙を役所に出してしまうのか、しまわないのか。
見てのお楽しみだ。

P.S.
市役所では、離婚届は、婚姻届の隣に置いてある。ホントです。

基本情報:「あなたには帰る家がある」第7話

今から観るには:「あなたには帰る家がある」