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シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 #05【ミスパンダの正体がついに!】

ミスパンダと飼育員の偽物登場!
偽者による再審請求中の死刑囚誘拐に、世間は沸騰

護送車が襲撃を受け、移送中だった死刑囚・浜口(谷田部俊)が、ミスパンダと飼育員の偽物の手により拉致された。偽物たちは、パンダちゃんねるを使い、浜口のシロクロを決める、ネットによる国民投票を開催。事態に対応すべく、本物も動き出す。飼育員・森嶋直輝(横浜流星)は、勇気をふりしぼり告白しかけた川田レン(清野菜名)を、ミスパンダへと変身させるが――

こちらが前半のあらすじになるが、今回は、直輝とミスパンダがシロクロつけるのではなく、偽者と本物の対決、さらにミスパンダを逮捕しようとする警察も加わっての騒動が主な流れになっている。それだけに、毎回の見どころになっている、アクションシーンは、いつも以上の大乱闘大盤振る舞い。主役ふたりの身体能力には、今回も魅せられっぱなしだった。

だが、その大乱闘で偽者は退治されず、今回は物語に区切りがついていない。
これまでは、悪人退治については、1話完結だったけれど、ここから先は結末に向けて、区切りなく、大きな流れが加速してゆくのかも。

そしてその大乱闘の捕物を指揮したのが、今回、新たに登場した警視庁捜査一課の刑事コンビ、三津谷(髙橋努)と坂下(江口のりこ)だ。有能だが犬猿の仲であることから、ハブとマングースと称されるこのコンビ、その名の通り、見た目のインパクトが凄い。

ただでさえシロクロは、Mr.ノーコンプライアンス/佐島源造(佐藤二朗)はじめ、濃いキャラの多いドラマだ。なのに、まだ濃くしていく気なのかと、くすりとしながら見ていたら、この第5話で、その濃い人物のうちのひとりが、まさかの退場。

それが誰だかは伏せるが、力の入った怪演に、この人物、今後物語に深く絡んできそう! ……と思わされた矢先だったから、驚かずにはいられなかった。しかし、考えてみれば急展開は、この枠が得意としていたパターン(「3年A組」『あなたの番です』「ニッポンノワ-ル」と、急展開・超展開だらけでした・笑)。

シロクロからは、制作が系列局に移ったこともあり、前番組までの流れに比べると、大人しくなったと感じていたけれど、これはそろそろ本気を出してきたかも? そう思うと、ちょっとワクワクします。

この先読みできないカオスな感じを、待っていたという方は多いはず――やはりこの枠はこうでないと!

今から観るには:『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』

基本情報:読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』#05