これまでの吉高由里子主演作とは一味違うドラマ。さすが「大恋愛」で視聴者の心を揺さぶった大石静オリジナル作品と言える。
第1話から、波乱の幕開け。視聴者の予想や期待が右に傾いたとたんに左に振られる、ドキドキの展開を見せた。
タイトルどおり「知らなくてよかった事実」にフォーカスした物語。
よく「墓場まで持ってく」と言うが、悪人が悪事を自分の保身にために隠すことは許されず、週刊誌の記者のひとつの使命が、それを暴くことかも知れない。いっぽう、この世には一部の知っている人だけの内緒のまま、闇に葬ってしまったほうがハッピーな情報もある。
「東京タラレバ娘」「正義のセ」「わたし、定時で帰ります」と、仕事に恋に生きる独身女性役が続いた吉高由里子の今回の職業は、ゴシップ週刊誌の記者。これまでとはちょっと違う、世間に知られたくない他人のプライバシーに立ち入ってメシを食っているアブナイ職業だ。まあでも、ここ数年のお仕事系ドラマと似たようなもんだろうな、と思わせておいて、実は全く違う展開を見せる。
その記者本人である真壁ケイト(吉高由里子)が、信じられない自分自身のスキャンダルを知ってしまうのだ。
まだ第1話の段階では、それがはっきりした事実であるかどうかは明かされておらず、その謎を持ったまま第2話へ進むのだが、第1話のなかで2回のどんでん返しがあるのが見どころ。
ひとつは、自分自身の生まれつきのスキャンダル。
そして、もうひとつは自分の恋の行方。
以上、詳しくは観てのお楽しみだ。
P.S.
「獣になれない私たち」で新垣結衣をいじめるパワハラ社長を演じた山内圭哉さん、吉高由里子の所属する編集部にて、またしてもパワハラ全開。そして「シャーロック」でディーン・フジオカに頼る刑事役を演じた佐々木蔵之介さんが、実は優しい編集長だった。
今から観るには:『知らなくていいコト』
- 最新話:日テレ無料(無料、次回のオンエア時刻まで)
- 第1話〜最新話:
Hulu(フールー)(月額1,026円、無料トライアル期間、最新話見逃し無料などあり)