拘置所から、最大の敵が脱走!
対決の時が訪れる
拘置所から、男女四人の被告が脱走。その中には、犯罪コンサルタント・誉獅子雄(ディーン・フジオカ)が、自身の宿敵と目している守谷壬三(大西信満)の名もあった。一方、捜査一課係長・江藤礼二(佐々木蔵之介)は、警察上層部より、脱走者を殺害するよう示唆されていた。守谷捜索のため、誉は情報をよこすよう江藤に迫るが、江藤は拒絶し、両者の間には亀裂が入る。やむなく誉は、警察の協力を得られないまま守谷の捜索を進めていくことに。誉の助手・若宮潤一(岩田剛典)は、行動を共にしながら、誉の身を案じるが――
というのが最終回前半のあらすじにある。
最終回だけあって、後半では、ついに宿敵守谷との直接対決が実現した。
その結果そのものは、ぜひドラマの中で確認していただきたいが、ハッピーエンドではないものの、続編の作成が可能になるような終わり方で、ホッとした。
誉はひとりで突き進んでいくし、江藤も普段の江藤らしくない強引な捜査を続けるが、紆余曲折の末、両者は和解。誉、若宮、江藤、三人の『関係性そのもの』は、無事回復して終わっている。毎回毎回、不安をあおるモノローグを入れていた若宮も、最後のモノローグは、希望の見える言葉で締めてくれた。
ただ、そういう意味では、不満はないのだけれど、今回の事件、そして守谷との対決部分については、終わったようで終わっていない感じで、モヤリとしたものが残った。これはseason2の予定でもあって、真の決着は持ち越しのパターンかなあ……と思いきや、すぐ来週に特別編なるものが放送されるとのこと。
この結末については、とりあえず、その特別編まで見た上でないと、なんともいえなさそうだ。特別編は、最終回の結末から、一週間後から始まる物語になるらしい。モヤモヤが解消される内容になっているかどうかは分からないが、思いがけず、もう一週、彼らの物語を楽しめることは嬉しい。
最終回の不完全燃焼解消及び、あわよくば、続編の希望が、よりはっきり見えるような内容が特別編に盛り込まれているといいなあ……と願いつつ、待ちたい。
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