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まだ結婚できない男 #10・最終回 〜阿部寛主演【幸せになりたくて悪いか!!】

すっかり世の中が年末モードになり始めた火曜の夜、サッカーE-1選手権の試合後、少し遅れて21時35分から始まった最終回。
血も出ず人も死なず、理不尽な左遷や上司からのパワハラもない、この2019年の秋の夜長に平和な笑いをくれたこのドラマも、もう見納め。結婚できないまま、ずっと続けてくれてもよかったが、「どう終わらせるのか」が興味深いところだ。

これまで、人物相関図では「相手役」だった吉山まどか弁護士(吉田羊)が、「まだ結婚できない53歳」桑野信介(阿部寛)に惹かれそうになる場面は何度かあった。
しかし、デリカシーのない桑野の余計な一言で、せっかく芽生え始めた桑野を慕う心が毎回ゼロリセット。
とくに前回の、まどかを映画に誘っておきながらチケットを取り上げたシーンは決定的だった。

それに、そもそも桑野本人が、結婚否定論者だ。

ということで、まさか最終話で突然、阿部寛が吉田羊の前で膝まずいて指輪の箱をパカっと開けるような予感は皆無だ。

それに、先週の予告編映像の中には「迫りくる別れの時」という文字が。

なるほど…結局つきあってもいないうちに、二人は別れてしまうのか。それもさみしい終わり方だ。

さらに予告編では「三角関係の結末は!?」とも。

そうだ、あと一人いる。まどか弁護士よりも桑野に心を寄せているように見える、カフェ店主・岡野有希江(稲森いずみ)がいた。

本命のように見えていた、まどか弁護士ではなく、まさか有希江と?
第7話で、有希江が店長を務めるカフェが人手に渡りそうだったのを阻止した桑野の男気と、お店の看板をプレゼントした優しさは、彼の株を上げたので、それもありうる。

しかし「三角関係」とあるので、飼い犬を通じて少し仲良くなったマンションの隣人の早紀(深川麻衣)は、若すぎて選外か。

そんな憶測が飛び交うなか(?)始まった第10話は、前回の結末に少しだけ出てきた、桑野に家のデザインを依頼してきた男と、その男を訴えてきた元妻の裁判で始まる。その元妻の弁護士が、まどかだった。

一般的な法廷ドラマでは見たことがないような、桑野とまどかの対決シーンが今回の見もの。

そして、どう終わったか。

前回、映画に誘っておきながら、チケットを取り上げたシーンと対になる場面がポイント。
なかなかセンスのよい結末だった。

P.S.
13年ぶりに戻ってきた「結婚できない男」ですが、続編は「まだまだ結婚できない男」?

今から観るには:「まだ結婚できない男」

基本情報:関西テレビ「まだ結婚できない男」#10