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ニッポンノワール-刑事Yの反乱- #04【核心、判明す!?…蘇る記憶!】

ニッポンノワール、タイトルの意味が明らかに!

十億円強奪事件、そして碓氷薫(広末涼子)殺害事件、ふたつの謎を追う刑事・遊佐清春(賀来賢人)は、薫が殺害当日、ある人物に呼び出されていたと知る。
その相手とは、捜査一課長・南武修介(北村一輝)。

ということで、清春が、今回疑念を抱き、調べてゆく相手は南武だ。  
南武といえば、行方をくらましている刑事・才門要(井浦新)が、薫殺害の真犯人でかつ、薫の息子・碓氷克喜(田野井健)の父親だと、清春に告げた人物でもある。その上、清春の部屋の大家で元刑事の深水喜一(笹野高史)も、南武は人の弱みを握って利用するのが上手い、といった人物評を聞かせるから、怪しさはMAXに。

というのが第四話前半の概要。
今回の目玉はなんといっても、冒頭にも書いた、ニッポンノワールとは何かが明らかになったことだろう。十億円強奪事件、薫殺害事件に連なる一連の流れの黒幕と思われる、警察地下組織、その名前こそが”ニッポンノワール”。

組織の実態はいまだ闇の中だけれど、この名がドラマの中で告げられたときには、ぞくりと鳥肌がたった。タイトルを実に効果的に使っている。
今後は、このニッポンノワールという組織が、物語のキーになってくるはずだ。

そういえば今回の冒頭には、これまでの概要まとめが、フリーライター・深水咲良(夏帆)が事件を整理しているというていで、流れた。込み入った物語だから、親切だと思う反面、まとめが5分以上もあったのは、大丈夫……? とちょっと心配になってしまう。

そもそも、まだ第四話なのだ。今後、物語はいっそうカオスな展開になりそうな予感がする。このままいったら、最終回あたりでは、冒頭10分、15分のまとめが必要になっちゃうんじゃないだろうか。

そうした不安はあるけれど、このドラマに関しては複雑になればなっただけ、面白さも比例して増しているから、見ない手はない。興味があるけど、まだ見ていない方は、早めに見はじめたほうがいいかも。

……まとめが5分で終わっているうちに(笑)。

今から観るには:「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」

基本情報:日テレドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」#04