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ニッポンノワール-刑事Yの反乱- #03【直接対決!最も怪しきあの男…<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/12.0.0-1/72x72/203c.png" alt="‼" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />︎】

捜査一課の刑事・遊佐清春(賀来賢人)が山小屋で目覚めてみれば、傍らで上司の班長・碓氷薫(広末涼子)が死んでいた。

初回から、衝撃的な導入で始まったこのドラマ、第3話でも、謎は増える一方だ。

薫を殺した犯人も未だ不明な上、薫の死には「十億円強奪事件」が関わっていたことが判明。
このふたつの事件は、前回第2話で死亡した理事官・本城諭(篠井英介)の犯行……だと、対外的にはされたものの、清春はじめ、碓氷班の面々は信じていない。
清春は、両事件の首謀者を本城と確定させた、ねつ造品らしき証拠を持ち込んだ才門要(井浦新)を疑ってゆく――

というのが今回の流れだが、核心部分には触れないよう、結論の一部のみを言うならば、今回ある程度、才門の口から明かされた謎はあった。だが、その才門は新たな謎を提示した上で、行方をくらましてしまう。

結果、プラスマイナスゼロで、謎はまったく減っていない。しかも死亡した本城と違って、才門はある意味、野に放たれた虎のようになっているから、まだまだ、物語をかきまわすはず。

この先、どうなっていくのか、まったく読めないが、次回は、捜査一課長・南武修介(北村一輝)が疑われていく様子だから、2話からの流れを考えると、順番に怪しい人物ひとりずつに焦点を当てていく形で進行していきそうだ。ちなみに、同じ世界観のドラマ、3年A組も、おおむねそのパターンだった。

3年A組といえば、今回も、キーパーソンとして、新たな人物が出張してきている。特撮ヒーロー・ガルムフェニックスの中の人、ファイター田中(前川泰之)だ。
南武と共に聞き込みにいった清春が、田中が中の人と知った瞬間、目の色を変え握手を求めるシーンがあったのだけど、普段やさぐれまくっている清春だけに、思わずくすりとしてしまった。先週の放送では、ガルムフェニックスのマスコットを見ても、クールにスルーしていたけれど、なんだ、実は好きだったんだと思うと、なおさらおかしい。

ちなみに、次回予告でも、才門が「Let’s think!」と、ガルムフェニックスの決めゼリフでポーズを決めていたりする。才門も見てたのかと思うと……うん、こっちもおかしい(笑)。

おかしいけれど、言っているのはあの才門だから、予告シーンの後はくすりどころか、とんでもない謎が明かされるなり、提示されるなり、油断ならない展開になりそう。

「Let’s think!」と投げかけられたことだし、次回放送までの間、これからどういう物語になるか、あれこれ考えながら待ちたい。

今から観るには:「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」

基本情報:日テレドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」#03