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シャーロック #03【天才VS詐欺師の騙し合い!ノンストップのどんでん返し】

日本のシャーロック・ホームズの前に、好敵手の影が――!?

主人公の犯罪コンサルタント・誉獅子雄(ディーン・フジオカ)が、捜査してゆくのは、地面師詐欺に関わる殺人事件だ。その殺人事件はもとより、チームで巧妙に動く地面師詐欺をも、誉は解決していくことになる。

華麗な推理はもちろん、定番になりつつある変装や、スマートな誉が犯人一味のひとりに向けて突然関西弁をしゃべる、ギャップがたまらない一場面があったりと、今回もシャーロック・誉の見どころは盛りだくさん。

誉の活躍で、殺人犯、地面師詐欺、さらに詐欺に加担していたある人物まであぶり出されてゆく。……のだが、ただひとり、誰も顔を見たことがないという、地面師詐欺チームの親玉・守谷という人物にだけは、誉をもってしても、たどりつけないままエンディングを迎えることになる。

この守谷、第3話では、姿は一切登場せず、名前だけが出ているキャラクターだが、今後重要人物になってゆくのは間違いない。
なぜなら、守谷……「もりや」というネーミングからして、シャーロック・ホームズの原作で、ホームズの好敵手として描かれる犯罪の天才・モリアーティ教授のポジションに相当するキャラクターと思われるからだ。

いまだ公式情報は皆無だが、一体誰が、守谷を演じることになるのか、想像するだけで楽しい。

誉が卓越した推理で毎回事件を解決していく様は、見ていて爽快だけれど、誉に対するには、毎回の犯人がちょっと弱い気がしないでもなかった。ここはひとつ、誉が全力を挙げて挑まざるをえない、最強の敵に現れてほしいもの(個人的に悪役大好き、原作でもモリアーティ大好きなので、本当にワクワクします!)。

誉と助手の若宮潤一(岩田剛典)、それに捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介)を加えた主人公たちのチーム感も、できあがってきつつある。あと足りないのは、強敵の存在だけなのだ。

とはいえ、いわゆるラスボスポジションになるであろう人物だけに、そう簡単に登場はしてくれなさそう。予告によれば、次回は、ボクシングの試合にまつわる事件になるようだが、守谷が出てきてくれそうな気配はない。

ううん、もどかしい。名前だけチラ見せして、それ以外おあずけとか、嫌な手を使ってくれるなあ!

今から観るには:「シャーロック」

基本情報:フジテレビ「シャーロック」#03