最後のワンシーンにドッキリ!まさか、こうなるとは。
来週の第8話が待ち遠しくなる絶妙の結末だったが、これまでかなり待ちくたびれた気もする。
と言うのは、第6話のショッキングな結末を受けた先週の第7話で、話の進みがまた停滞してしまったからだ。
鐘子が「実は独身」と言い出せないまま引っ張る状態がじれったくなって、戦線離脱した人がいるとしたら、もったいない。
ただ、長きにわたって付き合ってくれた視聴者には、まさかの形でポンとプレゼントが投げ与えられたかのような軽いサプライズのある最終シーンだった。
この第7話の前半は、まだまだ絶賛「偽装不倫」状態から抜けられない鐘子(杏)が、その姉・葉子(仲間由紀恵)の「本不倫」の対応に追われる。
もうほとんど夫にバレかけている自分の怪しい行動を、妹まで巻き込んで強引に取り繕おうとする葉子の居直り方がすごい。
いっぽう、偽装不倫カップルのほうは、相変わらず停滞したまま。
鐘子=彼は、不倫だから、遊びだからつきあってくれているんだ。私が独身だと言ったことで、この恋は壊れてしまうのが怖い。
丈=僕は、この世からいなくなるかも知れない。僕がいなくなっても帰る場所のある人と一時の恋のつもりだったのに、本当に好きになってしまった。でも、相手の家庭を壊せない。
今回は、この構図のままいつものとおり進んでいたが、後半に入ると展開がスピードアップする。
人物関係の設定としては理解できても、姉・葉子が、なぜピンクの髪のボクサー風太(瀬戸利樹)に入れ込むのか、感覚的には理解できなかった。だが、いよいよ夫にバレる寸前まで追い詰められて、姉が妹を呼び出してサシ呑みするシーンで、葉子がなぜこうなってしまったかが切々と語られる。
うーん、そうだったのか!
相変わらずピンク頭の彼は似合わないかも知れないけれど、夫婦関係がそんなだったら、まあ、しかたないな、という気もしてくる。
ただ、妹まで巻き込んで夫への対応をしようとする身勝手さは変わりない。
そのような動きがあったあとで、姉・灯里(MEGUMI)が、丈が倒れて救急車で運ばれた「秘密」を知ってしまう。
そして、今までずっと言い出せないままだった鐘子が、ついに(何回目だよ!)勇気を出して丈に真実を言おうとする。
でも、どうせまた言えないんでしょ。
次の瞬間。
あっと言う間の出来事で、第7話は幕を閉じた。
P.S.
灯里(MEGUMI)の経営するスペイン料理店のトイレが、結構広い。
今から観るには:「偽装不倫」
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