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フジテレビ「ルパンの娘」第4話〜深田恭子

ホントは足を洗いたいのに、どうしても泥棒コスチュームに「変身」せざるをえなくなる、“Lの一族”の娘、三雲華(深田恭子)。

今週も、結婚を約束したはずの警察一家の長男、桜庭和馬(瀬戸康史)が内緒でお見合いをしていた事件をきっかけに、女心を弄んで金を奪い取る「国際ロマンス詐欺」の犯人への怒りに火が点く。

毎度お決まりの構図だが、今回は、和馬を陰から助けるために出動したのではなく、和馬に裏切られた(実は誤解)という思いから、女性を自分と同じような目に遭わせた犯人を懲らしめるためだった。

この国際ロマンス詐欺は、ネット上で外国人兵士になりすまし、SNSを通じて知り合った日本人女性に、紛争地域で大怪我をしたので治療費が必要と嘘をついて金銭を騙し取るというもの。

実はネットの向こうにいたのは、「ウイリアム」を名乗るハンサムな写真とは全く違う、日本人だった。

その詐欺師は複数の女性に結婚をほのめかしながら金を巻き上げ、それを金塊に変えて大量に隠し持っている。
その金塊を奪い取ろうというのが、“Lの一族”の計画だったが、実は騙された女性が詐欺師のアジトを突き止めて籠城するという事件が起こり、SATが出動する。

SATに囲まれた家に、“Lの一族”がどうやって潜入するかも面白く観ることができるが、今回いつもと違うところは、過去3話と同じような一件落着にならないところ。

いつもの「あんたが犯した罪 悔い改めな!」というセリフとともに、相変わらず鮮やかなアクションで、犯人をやっつける華だったが、仕事を終えて立ち去ろうとした結末で、まさかのピンチ。

4話目にして投げられたこの「変化球」のあと、5話目はどのような方向に展開するのか?
田中みな実がゲスト出演するという来週が楽しみである。

P.S.

華の祖母であり、鍵開けの名人であるマツ(どんぐり)が「お茶の子さいさいや」と行って鍵を開けるシーンに、なぜモザイク?(笑)

今から観るには:「ルパンの娘」

基本情報:フジテレビ「ルパンの娘」第4話