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日テレ土曜ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」 第8話・中島健人・遠藤憲一主演

いつも期待以上の面白さを提供してくれた「ドロ刑」の第8話は、さらに奇想天外なアイデアで楽しませてくれた。

現場に証拠を残さない伝説の大泥棒・煙鴉(けむりがらす、=遠藤憲一)が、新米刑事・斑目勉(まだらめつとむ、=中島健人)に、窃盗犯の捕まえ方を指南する、と言うのがこのドラマの基本設定だった。

ところが今回は「自分が煙鴉だ」と主張する男(大友康平)が警視庁に出頭する。

彼は、捜査三課13係の刑事の名前を知っているばかりか、取り調べで正面に座った刑事ひとりひとりのプライベート情報を暴露し、動揺させる。

左門(板尾創路)は、曙橋のスナックのママに入れこんでいる。
皇子山(おうじやま、=中村倫也)は、実は尻フェチである。

美希(石橋杏奈)は、猫をかぶっているが実は大酒豪で無類のカラオケ好きだった。
瑤子(江口のりこ)には、大学時代に失踪した交際相手がいた。

勝手田(丸山智己)は、女の子の前でIT企業の社員のフリをする。

なぜ、何もかもお見通しなのか、この男は。

しかも、物証が見つからず「煙鴉」案件としてデータベースで眠っていた未解決事件を、次々に指摘するのだ。
現場で再調査してみると、どれも別の犯人のものだったことがわかってくる。
つまり、ちゃんと調べないでオレの犯行と決めつけるな、と言わんばかりである。

いったい彼は誰なのか?

そして最後に、本物の煙鴉がそれについて「解説」する。

物語は、ギアチェンジして、いよいよ本気のサスペンスモードに切り替わった。
これまで班目に「協力」してきた煙鴉は、来週から敵になる。

そして、皇子山が執拗に煙鴉を追及し続ける理由となっている、自分の妹が殺された事件との絡みも気になるところだ。

P.S.
さすがケムさん、5000万も持ってるのか。

今から観るには:「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」

基本情報:日テレ土曜ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」 第8話・中島健人・遠藤憲一主演