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関西テレビ火曜ドラマ「僕らは奇跡でできている」第8話・家政婦はお母さん!?タコ嫌いと母の秘密〜高橋一生・主演

このドラマ、やはりタダモノではなかった。
この第8話を見終わった瞬間、映画館の席から立ち上がるのを忘れてしまうような感覚を覚えた。

今回、これまでいい感じで進んできた7話までの流れをスパッと切って、次のステージに進んだのである。それも、よくある「衝撃の最終章」とか言う派手な宣伝文句もなしに、相変わらず自然界のなかにいるような優しいBGMをバックに、静かに急カーブを曲がったのだ。

それが、このドラマらしい。

普通に期待されるのは「あっちの世界」にいた育実(榮倉奈々)が「こっちの世界」にいる一輝(高橋一生)と繋がって、もっと親密になるような流れであろう。

ただ、今回クローズアップされたのは、家政婦の山田さん(戸田恵子)だった。

そもそも、それほど稼ぎがよさそうでもない一輝の家に、なぜ住み込みの家政婦がいるのかは第1話から謎だった。

その謎が今回明らかになり、新たな感動を呼ぶ。

そして最後の一輝の長ゼリフで「僕らは奇跡でできている」と言うドラマのタイトルの本当の意味が、わかる。

これ以上のタネ明かしは無しで、誰にも結末を聞かずに、ぜひドラマの中で体験を。

P.S.
タコを買いに行ってもらうのに、2万円は渡し過ぎでしょ、おじいちゃん。

今から観るには:「僕らは奇跡でできている」

基本情報:関西テレビ火曜ドラマ「僕らは奇跡でできている」第8話 – 高橋一生 主演