織田裕二・中島裕翔主演のリーガルドラマ、第3話のテーマは、企業内の権力闘争。

KAMIYAという老舗時計メーカーの社長が他界し、過去に外部から招聘された取締役、安樂孝志(久松信美)が新社長に名乗りをあげる。
安樂は、熟練した職人による国内製造にこだわってきたブランドの精神を反故にして、密かに海外への工場移転を進めていた。

それに気づいた同社の顧問弁護士である甲斐(織田裕二)は、あらゆる手を使ってそれを阻止しようとする。
甲斐がKAMIYAウォッチの大ファンなので、自分の好きなブランドを守ろうとしているようにも見える。スーツにこだわる彼は、時計にも深い愛着があるのだろうか。
しかしそれは、顧問弁護士としては越権行為だ。
しかも、甲斐は私情を挟まないドライな人間ではなかったのか、という疑問も浮かぶ。

そして、ドラマが始まって40分経過した21:40の時点でも、新社長の体制をひっくり返すための出し手が全くない状態に追い込まれたままである。

果たしてどうやってこの局面を打開するのか?
そもそも甲斐はなぜ、そこまでKAMIYAブランドを守ろうとするのか?

前回の第2話もそうであったが、今回は、ゲーム会社のCEO兼チーフクリエーター・藤ヶ谷樹(柳俊太郎)と大輔の出会いで始まったサブのストーリーが、最終局面の展開に大きく影響し、結末は思わぬ方向へ。

結末は、観てのお楽しみである。

P.S.
小手伸也のレスリングの動きが、すばやい。

今から観るには:「SUITS/スーツ」

基本情報:フジテレビ月9「SUITS/スーツ」第3話 – 織田裕二・中島裕翔