インパクトがあって、記憶に残るタイトル。
「東京タラレバ娘」での好演が記憶に新しい、吉高由里子主演。
「下町ロケット」「小さな巨人」で、いぶし銀の存在感を残した、安田顕。
そしてテレビでの露出も多い阿川佐和子の原作、しかも主題歌は福山雅治という、勝利の方程式の条件を万全に満たしたような企画。

吉高由里子が演じる新米検事が失敗しながらも、ひたむきにがんばって、よきアドバイザー安田顕に助けられながら、 紆余曲折のなかで成長してゆく感動物語。そういうストーリーの運びは予想がついてしまうけれど、それでも期待感の高まる作品。

この第1話は、絶対にコイツはやってる、どう考えても間違ってることがあったはずなのに、立証できない悔しさ、はがゆさ、という感情は盛り上がった。昨今の政治情勢などで、日本国民に覚えのある気持ちでもあるしね。

それを鮮やかに解決してしまうのがHEROのキムタクだけど、吉高由里子扮する新米検事にそういうスキルもないわけで、ある意味、あきらめずにがんばったから最後に報われた、という流れになる。

ということで、ちょっと平凡な後味の作品ながら、次も観てみたいと思える完成度の高さはある。第1話を見逃しても、第2話からの合流でも問題ない。

P.S. 女性検事モノと言えば、韓国ドラマ「検事プリンセス」がオススメです。

今から観るには:「正義のセ」 – 吉高由里子主演

  • 第1話〜最終話: Hulu(フールー)(月額1,026円、無料トライアル期間、最新話見逃し無料などあり)

基本情報:「正義のセ」第1話 – 吉高由里子主演