MBS/TBSドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」第１話〜はじまりはパルプンテ

最新の「ドラゴンクエストＸ」でなくても、子供時代にドラクエを少しでもさわったことのある方なら、かなり楽しめる30分サイズの深夜ドラマ。
ふだんゲームをやらない人でも、このMMORPGと言う、ネット上で複数のユーザーが楽しむゲーム上で出会った男女が同棲を始めるという物語を面白く観ることができる。

始まりは恋心ではなかった。

二人はゲームの中で出会う。

本田翼が演じる「みやこ」は、実はゲームの中では「ゴローさん」という体格のいい男性キャラ。

相手役の岡山天音が演じる「たくみ」は、ゲームの中では「パウダー」と言う女性キャラだったことから、お互いに同性だと思いこんでしまって、空き家になっていた「たくみ」の祖父の家での同居を決めてしまう。

岡山天音は、ゲームショップに勤める、いわゆるオタク系男子の設定。
本田翼と言うと、ショートヘアでボーイッシュなイメージだが、今回は、ちょっとやりすぎかと思うくらい、そういう男子が萌えてしまうような、思い切りキュートなロングヘアの女子を演じている。

女優として自分とはちょっと違う役柄を演じているのかと思いきや、本田翼ご本人は、原作の漫画もドラクエも大好きということで、ドラマに対する思い入れは強いらしい。

実際、オンラインの世界では、ふだんの自分とは違うキャラを演じている人もたくさんいるが、実はそれも本人の中に潜んでいるもうひとりの人格だったりする。

たくみが駅で初めて実際のゴローさんである「みやこ」と出会ったときは、想像と全く違うミニスカの女子で、なおかつ性格もオタク色はないサバサバしていることから驚く。しかし、その奥底にはゲームの中で体験したゴローさんの人格を持っていることに気づくシーンで、この第１話は終わる。

リアルな人格としては、とても相入れそうにない二人だが、どういう関係に発展するのか？
次回に続く。

P.S.
ドラクエからしばらく離れていた人も、戻ってきたくなるかも？

今から観るには：「ゆうべはお楽しみでしたね」