井沢範人(沢村一樹)率いる極秘チームが、警視庁が水面下で開発を進めるAI技術を駆使したコンピューターシステム「ミハン」によって予想された未来の犯罪を食い止める、という切り口の犯罪ドラマの第2話。

今回、未来の容疑者として「ミハン」がはじき出したのは、著名な料理人の藤井早紀(黒谷友香)だった。

あまり殺人を犯すような動機を想像しにくい彼女であったが、チームが捜査を進めるにつれ、過去に起こった殺人事件の犯人に対する復讐を企てているらしいことが浮かび上がる。
その未来の犯罪を食い止めるために、チームは動く。
そして早紀の復讐の動機となった、過去の殺人事件に隠されていた真相も解明されていく。

そして、井沢のチームは、その復讐を未然に食い止めることができるのか。
最後の10分間の緊迫したシーンが見ものである。

2話目まで拝見して、ちょっと物足りないのが、「ミハン」がはじき出すのは「この人物が事件を起こしそうだ」という予想のみで、そのあとの捜査手法が、さほどデジタルではないこと。コンピューターがお題を与えて、それに習って人が動いているような印象。新しい切り口のドラマのようで、そこまで新しくない。ストーリーの途中で、モバイルデバイスにミハンがリアルタイムに状況を解析して指示を出したりすれば面白いのに、とも思える。

P.S.
過去2回の「絶対零度」シリーズで主演だった上戸彩は、この第2話で一旦役目を終え、 沢村一樹に引き継いだ感がある。もしこのあと、また出てきたらちょっとしたサプライズだ。

基本情報:フジテレビ月9「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」第2話 – 沢村一樹 主演

今から観るには:フジテレビ月9「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」沢村一樹 主演

今から観るには:「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」