テレ朝木曜ドラマ「警視庁・捜査一課長season３」第８話 – 内藤剛志安達祐実出演

前回・第７話の「いい香りのご遺体が？」に続き、今回も寡黙な捜査一課長・大岩純一（内藤剛志）の「ドレスを着たスーパーモデルのご遺体？」と言う台詞から始まった。

その女性の遺体は日本橋の橋の袂で、発見された。

高速道路で「東京まで何キロ」という標識の起点になっているのが日本橋。
東海道五十三次の出発点として、安藤広重の絵にも描かれている名所である。
今日2018年5月31日に発表された、2020年の東京オリンピックのコースにも含まれている。

最初の東京オリンピックのために、東海道新幹線と並んで国家プロジェクトとして推進されたのが首都高の整備だった。
短期間に工事を完了させるため、用地買収の手間のかからない川の上に沿って道を走らせたという経緯がある。
このため、日本橋の真上の空は、巨大な高速道路で遮られてしまっている。

そんな、阿部寛主演のドラマでもよく見た景色がひととおり映るなか、遺体がクローズアップされる。

パーティドレス姿のまま、胸をナイフで刺されているのだが、ハイヒールとドレスの裾に泥が付着している。
その泥は、同じ東京都内とは言え、日本橋から遠く離れた高尾の、ある別荘地のもの。

第７話は室井滋の圧巻の演技が目立ったが、この第８話は、その日本橋と高尾という長い距離を隔てた、ふたつの殺人事件の間にあるトリックを解き明かす回。

ここだけの話。
絶対、誰にも言っちゃダメよ。

と言う話は必ず誰かに伝わる。

そんな教訓をテーマにした回だった。

P.S.
今回は、ナイツの相方（土屋伸之）も登場していて、楽しめた。

基本情報：「警視庁・捜査一課長season３」第８話 – 内藤剛志安達祐実出演