吉高由里子主演作と言えば、2017年にオンエアされた「東京タラレバ娘」がオススメである。
この「正義のセ」と同じ、日テレの水曜22時に放送されていた。
同年の紅白歌合戦でPerfumeが渋谷のビルの屋上で歌った「TOKYO GIRL」が、テーマ曲だった。

比べてはいけないのだけど、神宮前を生活圏とする「東京タラレバ娘」の都心に暮らす仲良し独身女性3人組の深い絆という設定に対して、今回の「正義のセ」の凜々子(吉高由里子)も仕事や恋愛に対する真っ直ぐな態度は好感度抜群なのだけど、何かこう、失礼ながら、ちょっと野暮ったい印象ではあった。

この第6話は、お互いに資格を取るために勉強した大親友、美咲(倉科カナ)との再会から始まる。
凜々子が検事、美咲が弁護士という違う立場の職に就いたのだが、お互いに正義の味方になろうね、と誓ってそれぞれの道に進んだ仲である。
どういう巡り合わせか、同じ事件の被疑者に対して、凜々子が検事、美咲が弁護士を担当することになってしまう。

かつての親友と仕事でガチンコ対決しなくてはならない難しい立場に追い込まれながらも、最後には事件は解決する。

ちょっと感じたのは、吉高由里子は、男女のラブストーリーというより、こういう女子の絆が題材だと、独特のジーンとくる感動をもたらしてくれるのではないだろうか。「東京タラレバ娘」の見過ぎなのだろうか。
この第6話は、犯罪の真相を暴くというテーマにおいては、さほどサプライズのない回だったが、観たあとの印象としての手応えは重く残るものがあった。

PS.
この作品は検事役ということで、「東京タラレバ娘」に比べて衣装は少し地味ではあるけれど、やはり可愛い服が随所に出てくる。
こんなに緻密に調べている人がいて、感心。
正義のセ 衣装「吉高由里子の服」ブランドは?リリコのワンピやコートが可愛い

基本情報:「正義のセ」第6話 – 吉高由里子主演

今から観るには:「正義のセ」 – 吉高由里子主演