セクハラ疑惑が週刊誌に報道された官僚が、報道内容が事実無根であるとしながらも、辞任をしたこの日に「正義のセ」の第2話が放送される。

正義って何だろう、と思いながら観た。

第1話のオープニングと同じく、まずは主人公・竹村凛々子(吉高由里子)の可愛さがフィーチャリングされる。
春らしいワンピース姿が、ステキだ。
そして、番組の合間に流れる三井住友銀行のCMの吉高由里子も、さわやか。

ただ、ドラマの中の彼女の職業は、それとは大きなギャップのある、検事。

その真っ直ぐでひたむきな彼女の奮闘が、最後に報われる。
つまり事件が解決する。
それがこのドラマの「必勝」パターンだろう。

今回は初の殺人事件だったこともあり、解決までが辛いプロセスだった。

ただ、第1話でも感じたことだが、主役の人格が、単なるがんばり屋さんで、深みがない。
見た目の印象とはギャップのある職業を、本人の人一倍の情熱でモノにしている「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」に垣間見えたくらいのパワーがほしい気がする。

彼女の担当事務官の相原勉(安田顕)は、HEROで言うキムタクの補佐役の北川景子のポジションながら、年上で経験値も高い存在。ただ、安田顕さんの本来持っている凄みや演技力の幅を生かし切れてない印象。

とは言え、非常に好印象なので、次回も観たくなるドラマである。

PS.
検事・竹村凛々子は、墨田区の豆腐屋さんの娘という設定。お父さん役の生瀬勝久の名人芸な演技も、今回の見どころ。

今から観るには:「正義のセ」 – 吉高由里子主演

  • 第1話〜最終話: Hulu(フールー)(月額1,026円、無料トライアル期間、最新話見逃し無料などあり)

基本情報:「正義のセ」第2話 – 吉高由里子主演