なぜ「コンフィデンスマン」に「JP」がついているのか? それは「KR」=韓国版、「CN」=中国版も予定されている3ヵ国同時制作をする企画ということらしい。

個性的な三人組の詐欺師が、ゲスト主演者扮する極悪人から大金を騙しとる、1話完結型のコメディ。韓国版、中国版も観てみたくなる。

かつての月9で「ひとつ屋根の下」で、あんちゃんを演じた、江口洋介が今週のゲスト出演者。
あんちゃんのキャラとは真逆で、いかにも悪党な好演が光る。

詐欺も犯罪だが、さらにその上をゆく超・極悪人の足元を救う、という結末が最初っから予想できてしまうので、あとはその結末に向けてどんな意外な展開があるのか、いかに鮮やかにキメるかがこの作品の見せどころだろう。

ちょうど始まって1時間後(今日は初回なのでちょっと長い)驚く展開があって、それはちょっとだけOKだったかも。

はちゃめちゃな三人のキャラクターのコントラストがこの作品の命。

  • ダー子(長澤まさみ)=熱演で好感は持てるけど、あと2人に比べるとキャラクターが定まらず少し空回り気味な印象。
  • ボクちゃん(東出昌大)= このトライアングルの中での個性が色濃くキマっている。
  • リチャード(小日向文世 )= 安定の横綱相撲。

録り溜めておいて、休日にCM飛ばしながら観る、というのも時間の節約になるけど、CMの合間にワインでも飲みながら月曜の9時台を過ごすのもいいかも、と思えた4月の夜だった。

今から観るには:「コンフィデンスマンJP」

基本情報:「コンフィデンスマンJP」第1話『ゴッドファーザー編』- 長澤まさみ主演